青のひと-その1

 青系の好きなひと

青系の好きなひと、特にここでは濃い青、紺色の好きなひとについて。

この色系の好きなひとで、ご相談が多いのは、本当はひとづきあいが苦手であまり人と話したくないのに人からは愛想の良いひとと思われていて、人柄の良さのために無理して周囲に合わせて会話をし笑顔をふりまいて内面では疲れ果てて、自宅に帰るとぐったりといったケース。

こういったひとの中には感覚過敏の方も多い、音や匂いなどに敏感、中には立体感覚に過敏なひとも居たり相当神経をすり減らしている。かと思うとものすごく鈍感なひともある。空気を読むのが苦手で具体的指示があるまでは動けない、何かしないといけないということはわかるのだが、どうしていいか分からない、先が読めない。

性格としては、守ることに力を発揮する。変化が嫌いで同じルーチンをこなしてゆくことに執着する。頑固で融通が利かない。一つのことをじっくりとやり続ける粘り強さがある。などです。

この背景にあるのは、左脳の優位性だと考えています。左脳優位思考、これは青系のひと全般に言えることですが、物事を理論的に考えて理に適うものを採択し遂行して行こうというとする傾向が強いようです。

「直線と曲線とどちらが好きですか?」と問うと直線と答えるひとが多い。

A⇒B⇒Cと順に物事を遂行してゆく時に、A,B,Cの順に着実に物事を遂行し、AからB、BからCへは最短距離の無駄のない方法を選択し遂行して行こうとします。なので、これらの方はマニュアルや説明書というものがあると、着実に物事を実行してゆくことができるし、その方が楽だと感じています。

しかし、曲線の方が好きだと言うひとはそうではありません。これは緑系の好きなひとに多いのですが、そういうひとはAからCへといきなりゴールしたり、(Bを飛ばす)Aから想定外のYを通ってBにたどり着きCに至るとか、規定のコースをたどろうとしません。むしろ、マニュアルや説明書が嫌い、苦手なひとが多く、自分なりの解釈でないと前に進めにくいためにこのような結果となります。

さて濃い青色、紺色の好きなひとに話しを戻します。

こういった背景をもつ紺さんは、例えば職場の上司からのプレッシャーもしくはパワハラでストレスを抱えて相談に来られる方がとても多いです。上司は新規プロジェクトやこれから先を見据えての現在の仕事、これからの仕事などの進捗状況などを踏まえた上で未来ビジョンで紺さんに、お話しをしてきます。しかし、紺さんは日々、目の前のやるべきことを着実に遂行してゆきことに集中していますので、それ以外の想定外のことを話されると、どうしていいか戸惑うこととなります。

こういう図式が繰り返されると上司からは紺さんは、いつまでも何をしているんだ紺は~、遅いなあ、あれも頼んでいたのにどうなってんだいったい。せっかく期待しているのに、いつまでたっても変わらんなあ、、、はあ、ほんとに困ったもんだ。。。といったことも起こり得るわけです。

これに対し紺さんは上司のことをいつも私を見張っている人、無理難題を突然ふっかけてくる困った人、これ以上ストレスをかけるのはやめて欲しい、もう会社に行くのもストレスで通勤電車に乗るのが段々と苦痛になってきた。。。

といった具合に、これだけの温度差が両者の間には生まれそして溝が深まってゆくのです。こういった場合、上司の立場は色彩的には実績を求め、現実優先の赤色さんになります。

この紺と赤の相容れない組み合わせによる齟齬は本当によくみられるケースです。


コメント

人気の投稿